設備の点検頻度(周期)の決め方|日常・週次・月次・年次の分け方と見直しの基準
点検頻度(点検周期)とは、同じ設備の同じ項目を、どれだけの間隔で繰り返し確認するかの決めごとです。初期値は「法令・メーカー推奨・自社の履歴・設備の重要度」の4つの根拠から置き、その後は点検結果を見て延ばす・縮めるを判断します。
決め方の要点は3つ。法令で決まっているものは一次資料の周期にそのまま従うこと、それ以外は「異常の兆候が出てから故障に至るまでの時間」より短い間隔を目安にすること、そして一度決めた周期を固定せず、年に1回は実績と突き合わせて見直すことです。
点検の項目は決めたものの、「毎日見るべきか、月1回でよいのか」で手が止まる。前任者が決めた周期をそのまま引き継いでいて、なぜその間隔なのか誰も説明できない。点検頻度は、こうした形で根拠のないまま固定されやすい決めごとです。多すぎれば現場が回らず、少なすぎれば点検の合間に設備が壊れます。ここでは、周期の初期値をどこから持ってくるか、日常・週次・月次・年次にどう振り分けるか、そして結果を見てどう直すかを順に整理します。点検項目や判定基準の決め方は設備点検表の作り方|点検項目の決め方と、記録が続く運用のコツで、設備管理の仕組み全体の中での位置づけは設備管理の始め方|ゼロから仕組みをつくる5つのステップで解説しています。
点検頻度の初期値を決める4つの根拠
周期の数字は、考えて捻り出すものではなく、根拠のあるところから借りてくるものです。根拠は次の4つで、上にあるものほど優先します。
| 根拠 | 周期の取り方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. 法令・契約 | 法令で点検が求められる設備は、周期も法令の側で決まっている。該当する法令と所管官庁の一次資料から、そのまま取る | 自社の判断で延ばせない。この記事の「見直し」の対象にもしない |
| 2. メーカー推奨 | 取扱説明書・保守要領書に書かれた点検間隔を初期値にする。履歴がまだない設備では最も頼れる数字 | 想定された使用条件(稼働時間・環境)と自社の使い方が違う場合は、短め側に寄せる |
| 3. 自社の故障・点検履歴 | 同じ箇所の故障がどのくらいの間隔で起きているか、点検で異常が見つかる頻度はどうかを見る。故障の間隔より十分に短い周期を置く | 記録が残っていることが前提。件数が少ないうちは参考にとどめる |
| 4. 設備の重要度と故障時の影響 | 止まると安全・生産・営業に直結する設備は、同種の設備より短い周期に寄せる。影響が小さく代替がきく設備は長めでよい | 単独では数字が決まらない。1から3で置いた初期値を、短め・長めに調整する軸として使う |
法令にもとづく点検は、対象となる設備の条件も、求められる点検の種類と間隔も、制度ごとに異なります。本記事では個別の数字を挙げません。自社の設備に該当する法令の一次資料にあたって確認してください。法令にもとづく点検がどのような組み立てになっているかの具体例としては、フロン排出抑制法の点検について、中立メディア「設備メンテナンスNews」が官公庁の資料をもとに解説しています。
間隔を考えるときの物差し ── 兆候から故障までの時間
法令にもメーカーにも指定がない点検で、間隔を考える物差しになるのが「異常の兆候が現れてから、実際に故障するまでにどのくらいの時間があるか」です。点検は兆候を見つけるための活動なので、点検の間隔がこの時間より長いと、兆候が出てから次の点検までの間に故障してしまい、点検をしていても見つけられません。
ベルトの摩耗や軸受の異音のように、兆候が出てから故障まで時間がかかるものは、月次の点検でも間に合います。漏れや詰まりのように短時間で進むものは、日常の点検で見るか、点検ではなく警報や計器で常時監視する対象です。「この項目は、悪くなり始めてから壊れるまでが早いか遅いか」をベテラン担当者に聞くだけでも、周期の当たりはつけられます。
判断表 ── こういうときは周期をどう置くか
4つの根拠を、現場でよくある状況に当てはめると次のようになります。上の行から順に当てはまるものを探してください。
| 設備・点検の状況 | 周期の置き方 |
|---|---|
| 法令や保守契約で周期が指定されている | 指定された周期をそのまま採用する。延ばさない。指定より短い間隔で自主的な点検を足すのは自由 |
| メーカーが点検間隔を示している | その間隔を初期値にする。稼働時間が長い、粉じんや高温など環境が厳しい場合は一段短くする |
| 過去に同じ箇所の故障が繰り返されている | 故障が起きた間隔を記録から拾い、それより十分に短い周期を置く。兆候が拾える項目になっているかもあわせて確認する |
| 止まると安全・生産・営業に直結する | 同種の設備より一段短い周期にする。日常点検にも軽い確認項目を1つ入れ、月次や年次だけに任せない |
| 予備機がある、止まっても影響が小さい | 長めの周期でよい。外観の確認だけにとどめる、あるいは点検の対象から外して壊れたら直すと割り切る選択もある |
| 根拠になる情報が何もない | 同種の設備の周期にそろえ、短め(安全側)から始める。記録が貯まった時点で見直す前提で、まず数字を置く |
初期値に完璧な根拠は要りません。大切なのは、なぜその周期にしたかを一言残しておくことです。「メーカー推奨どおり」「前年の故障を受けて短縮」といったメモがあるだけで、後から見直すときに、動かしてよい周期かどうかを判断できます。
日常・週次・月次・年次に振り分ける
項目ごとに周期を決めていくと、「10日ごと」「6週間ごと」のような半端な間隔が増え、予定が組めなくなります。実務では、日常・週次・月次・年次という4つの層をあらかじめ用意し、各項目をどの層に入れるかで考えるほうが回ります。
| 層 | この層に入れる点検 | 主な担当 | 設備の状態 |
|---|---|---|---|
| 日常 | 兆候から故障までが短いもの。見る・聞く・触るで分かる異音、漏れ、におい、計器の指示値 | その設備を使う現場の担当者 | 運転したまま |
| 週次 | 毎日は要らないが月1回では間が空きすぎるもの。油量・液量、フィルターの汚れ、ゆるみの確認など | 現場の担当者、または保全担当者 | 運転したまま、または短時間の停止 |
| 月次 | 測定器を使って数値で残すもの。電流、振動、温度、圧力の記録、ベルトの張りや摩耗の確認など | 保全担当者 | 項目によっては停止が必要 |
| 年次 | 分解や開放を伴う内部の確認、精度の検査、専門業者による点検。法令で求められる点検も、指定された周期に従って年間の予定に載せる | 保全担当者、専門業者 | 停止が前提。保全日や長期の休止に合わせる |
振り分けのコツは2つあります。ひとつは、上の層ほど軽くすること。日常点検に測定や記入の多い項目を入れると、毎日は続きません。もうひとつは、同じ箇所を複数の層で見てよいことです。たとえばポンプなら、日常は異音と漏れの有無、月次は電流値と振動の測定、年次は分解しての内部確認、というように、深さを変えて重ねます。3か月ごとや半年ごとの点検が必要な場合は、新しい層を作るのではなく、月次の予定の中で「3回に1回行う項目」として扱うと管理が増えません。
年次点検表(年間の点検予定表)の作り方
月次と年次の点検は、年間の予定表に落としてはじめて抜けが見えます。年次点検表は、縦に設備と点検の名前、横に12か月を並べ、実施する月に印を付けた一覧表です。次の順で埋めていきます。
- 先に動かせないものを置く。法令で時期や間隔が決まっている点検、業者との契約で日程が決まっている点検を最初に書き込みます。
- 設備を止める点検を、止められる時期に寄せる。保全日、長期の休止、繁忙期を外した月にまとめます。
- 残りを、月ごとの作業量がならされるように配る。年度初めや期末に集中させると、その月だけ実施できずに流れます。印の数を月ごとに数え、多い月から少ない月へ移します。
- 月次の予定から、週の割り当てに落とす。その月の点検を「第何週に、誰が」まで決めます。年間の表は全体の配分を見るため、週の予定は実行するための表で、役割が違います。
年間の表、月の予定、週の割り当てという順に上から下へ落としていくのが、週次・月次の予定の立て方の基本です。逆に週の予定から積み上げると、年に1回の点検がどこにも現れずに忘れられます。
保全日とは ── 止めないとできない点検をまとめる日
保全日とは、設備を止めて行う点検や整備のために、生産や営業の予定からあらかじめ切り離して確保しておく日のことです。呼び方は現場によって異なりますが、「この日は設備を止めてよい」と関係者の間で合意された日、という点が共通しています。
保全日は点検の周期と直接つながっています。停止が必要な月次・年次の点検は、保全日がなければ「止められる日が来たらやる」という成り行き任せになり、周期が守られません。逆に、保全日を月1回と決めているなら、停止を伴う点検の周期は「毎回」「2回に1回」「年1回の保全日に」というように、保全日の間隔の倍数にそろえると予定が自然に組めます。周期を決めてから日を探すのではなく、止められる日の間隔に周期を合わせる、という順序です。
点検の層ごとの項目例や、定期点検・計画保全という言葉の意味は、次のページも参考にしてください。
点検結果から頻度を見直す
初期値はあくまで仮置きです。点検を続けて記録が貯まったら、年に1回、結果と突き合わせて周期を直します。見るのは「その点検で異常が見つかっているか」と「点検の合間に故障が起きていないか」の2点です。
| 記録から分かったこと | 判断 | 確認すること |
|---|---|---|
| 長い期間、異常が一度も出ていない。測定値も安定している | 間隔を延ばす候補 | 点検が実際に行われているか(形だけの「異常なし」ではないか)。法令・メーカー指定の周期ではないか。故障時の影響が大きい設備ではないか |
| 異常なしだが、測定値が少しずつ悪い方向へ動いている | 延ばさない | 注意のしきい値に近づく時期を見込み、保全作業(交換・整備)の予定を立てる。必要なら一時的に間隔を縮める |
| 点検のたびに、ほどよく異常や劣化が見つかっている | 変えない | 周期は合っている。見つけた異常が処置までつながっているかを確認する |
| 点検と点検の合間に、その箇所が故障した | 縮める、または項目を変える | 直前の点検で兆候は出ていたか。出ていたのに見逃したなら判定基準の問題、兆候を拾う項目がなかったなら項目の問題、兆候が出る前だったなら間隔の問題 |
| 予定どおりに実施できていない回が多い | 周期の前に量を見直す | その層の項目数や対象の台数が現場の上限を超えていないか。守れない周期は、ないのと同じになる |
延ばすときは一段ずつにしてください。月次を2か月ごとに、という程度にとどめ、延ばした後の結果をもう一巡見てから次を判断します。一気に延ばすと、間隔が長すぎたと分かるきっかけが故障そのものになります。また、変えた理由と日付は必ず残します。誰が、どの記録を根拠に変えたかが分からないと、数年後に同じ議論を一からやり直すことになります。
記録が十分に貯まった設備では、決まった間隔で見るやり方(時間基準)から、測定値の推移を見て次に手を打つ時期を判断するやり方(状態基準)へ、一部を移していくこともできます。2つの方式の正確な定義と使い分けは、官公庁の一次資料にあたって解説している中立メディア「設備メンテナンスNews」を参照してください。
見直しの場の持ち方や、故障の間隔を表す指標の読み方は、次のページで解説しています。
点検の周期と、保全作業の周期は分けて持つ
ここまで扱ってきたのは、設備の状態を確認する間隔です。これとは別に、オイル交換やフィルター清掃、部品交換のように手を打つ作業にも周期があります。両者は性格の違う別の決めごとで、同じ設備でも数字は一致しません。月次で測定し、交換は年1回、というのが普通の姿です。
2つを1つの周期にまとめてしまうと、「点検のついでに毎回交換する」過剰な整備か、「交換の時期まで見ない」手遅れのどちらかに寄ります。点検の周期は兆候を見逃さない間隔で決め、作業の周期は劣化の進み方と点検結果で決める。そして、点検で見つけた劣化の傾向を、作業の周期を直す材料に使う。この分担で考えてください。保全作業の側の周期の決め方と、点検との違いは次の記事で解説しています。
決めた周期を抜けさせない運用
周期は、決めた時点ではまだ何も起きていません。抜けが生まれるのは、決めた後の日々の運用の中です。次の4つを仕組みとして持っておきます。
- 周期を日付に変える。「月次」のままでは、やったかどうかを確かめられません。「毎月第2火曜」「4月10日、5月10日……」という日付の列にして、はじめて実施済みと未実施を区別できます。
- 実施してよい幅を決めておく。予定日ちょうどに実施できるとは限りません。「予定日から何日以内なら実施とみなすか」を層ごとに決めておくと、少しのずれで未実施が積み上がることも、際限なく先送りされることも防げます。
- 担当と代行を決める。点検の抜けの多くは、担当者の休みや異動のときに起きます。層ごとに、担当者が不在のときに誰が行うかまで決めておきます。
- 未実施を、探さなくても見える状態にする。実施の記録を予定と突き合わせ、予定日を過ぎて記録のない点検を月に一度は洗い出します。未実施のものは流さず、「日を決めてやる・今回は見送る・周期を変える」のいずれかを決めます。
紙やExcelの年次点検表でも、予定の印の横に実施日の欄を設け、月末に空欄を拾えば同じことができます。この突き合わせが追いつかなくなってきたら、道具を変える時期です。
システムで点検の周期を管理する(設備管理の匠WEB版の場合)
設備管理システムを使うと、周期から予定への展開と、予定と実績の突き合わせが自動になります。当社の「設備管理の匠WEB版」を例に、点検の周期がどう扱われるかを説明します。
- 周期は、点検項目をまとめた「点検グループ」に設定する。このシステムでは、点検項目の一つひとつに周期を持たせるのではなく、同じ周期で回る点検項目を点検グループにまとめ、グループに周期を設定します。点検グループは保全計画台帳に、データ種類を「点検項目」として登録するもので、開始日と、周期を「サイクル×単位(日・週・月・年)」の形で指定します(例: 1週ごと、1か月ごと)。本記事の「日常・週次・月次・年次の層」は、そのまま層ごとの点検グループとして登録できます。1つの点検項目を複数の点検グループに入れることもできます。
- 予定は周期から自動で作られ、実施できる幅も設定できる。登録した周期にもとづいて、個々の日付の予定が自動的に作られます。あわせて「作業期間」を設定すると、予定日から何日間をその回の点検の実施期間とするかを決められます。予定日の基準は、開始日からの固定間隔のほか、前回の実施日を起点にする設定も選べます。
- タブレットやスマートフォンには、その日に実施する点検グループが届く。点検アプリでデータを受信すると、その日が予定日にあたる(または作業期間内の)点検グループが対象になります。担当者は「今日はどれを点検する日か」を表で確かめる必要がありません。
- 点検結果を入力すると、予定の状態が自動で変わる。点検グループに含まれる項目の結果が一部入力されると予定は「対応中」に、すべて入力されると「対応済み」に自動で切り替わります。予定と実施状況は保全計画データの一覧で確認でき、ログイン後のダッシュボードにも今月の保全計画の未完了が表示されます。
- 周期は後から変更できる。見直しで間隔を変えるときは、点検グループのサイクルを編集します(実施済みの予定との関係で変更に条件がかかる場合があります。詳細は操作マニュアルをご確認ください)。数値で入力する点検項目には注意・警告の2段階のしきい値を登録でき、周期を見直すときの材料になります。
なお、オイル交換などの保全作業の予定は、同じ保全計画台帳に別の件名(データ種類「機器台帳」)として登録します。点検の周期と作業の周期は、システムの上でも別々に持つ形になります。
点検台帳とタブレットアプリでの点検入力は、フリープランでも期間無制限・無料で利用できます。点検グループは保全計画台帳の1件として数えられ、フリープランで登録できる保全計画台帳は100台帳までです。予定日や未対応をメールで知らせる機能は、有料プランでの提供です。無料でどこまでできるかの全体像は、次の記事で解説しています。
- 法令で決まっている周期には手を付けない。一次資料から取った周期をそのまま予定に載せ、見直しの対象から外します。自社で決められるのは、それ以外の点検だけです。
- 初期値は短めに置き、理由を一言残す。延ばす判断は「異常がなかった」という実績を根拠にできますが、縮める判断のきっかけは多くの場合、故障です。安全側から始めて、記録を根拠に延ばします。
- 年に1回、結果と突き合わせて直す。異常が出ない点検は延ばす候補、合間に故障が起きた点検は縮めるか項目を変える候補です。見直す日をあらかじめ決めておくと、先送りされません。
よくある質問
Q. 保全日とは何ですか?
A. 設備を止めて行う点検や整備のために、生産や営業の予定からあらかじめ切り離して確保しておく日のことです。運転中にはできない月次・年次の点検や部品交換を、この日にまとめて行います。保全日が決まっていないと、停止を伴う点検は「止められる日が来たら」という成り行き任せになり、周期が守られません。停止が必要な点検の周期は、保全日の間隔の倍数(毎回、2回に1回、年1回など)にそろえると予定が組みやすくなります。
Q. 工場設備全体の保全を担当しています。安全機器の点検周期や更新時期はどう考えればよいですか?
A. 安全に関わる機器は、ほかの設備と同じ物差しで周期を決めないことが出発点です。考える順序は次のとおりです。
- まず、法令とメーカーの指定を確認する。安全装置や保護具、警報・消火に関わる機器には、法令で点検の実施や間隔が定められているもの、メーカーが点検間隔や交換の目安を示しているものがあります。該当する法令の一次資料と取扱説明書から取った周期・時期を、そのまま採用します。
- 指定がない機器は、安全側に置く。安全機器は、ふだんは動作せず、必要なときに働かなければ意味がない機器です。故障していても日常の運転では気づけないため、「異常が出ないから延ばす」という見直しの考え方をそのまま当てはめません。動作確認そのものを点検項目にし、短めの周期を保ちます。
- 更新時期は、壊れてから決めない。メーカーが示す交換の目安、点検記録に表れた劣化の傾向、修理の回数の増え方、補修部品の供給が続くかどうかを材料に、更新の候補年をあらかじめ設備ごとに置いておきます。台帳に設置年とあわせて記録しておくと、年次の予算を組むときに漏れません。
具体的な間隔や年数は、機器の種類と適用される法令によって異なります。本記事では個別の数字を示していませんので、必ず一次資料とメーカーの資料で確認してください。
Q. 何年も異常が出ていない点検は、やめてしまってよいですか?
A. いきなりやめるのではなく、まず間隔を一段延ばしてください。そのうえで、法令やメーカーの指定がある点検ではないこと、故障しても影響が小さいこと、点検が形だけになっていないことの3つを確かめます。すべて当てはまり、延ばした後も異常が出なければ、外観の確認だけに簡略化する、あるいは対象から外す判断も合理的です。浮いた時間は、合間に故障が起きている設備の点検に回します。点検の総量を増やさずに、効くところへ寄せ直すのが見直しの目的です。
設備保全の用語や保全方式の正確な定義は、当社が運営に関わる中立メディア「設備メンテナンスNews」の用語集で、官公庁の一次資料にもとづき解説しています。あわせてご覧ください。
本記事は設備の点検頻度(周期)の決め方と見直しの一般的な考え方を解説したものです。法令にもとづく点検の要件(対象・頻度・記録)や機器の更新時期は、設備の種類・規模・地域によって異なる場合があります。実際の運用にあたっては、該当する法令および所管官庁の資料、メーカーの資料をご確認ください。